悪性黒色腫:転移巣の早期診断法の確立と細胞接着分子の解析
Project/Area Number |
07670955
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
堀越 貴志 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (40145587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江口 弘晃 札幌医科大学, 医学部, 助手 (90223643)
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Project Period (FY) |
1995 – 1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 悪性黒色腫 / 接着分子 / インテグリン / インターフェロン |
Research Abstract |
(研究計画と結果) 1 黒色腫細胞の接着分子の解析 (1)黒色腫細胞をTPA(フォルボールエルテル)で処理すると、インテグリンα2β1(タイプIコラーゲンの受容体)の発現が増強し、タイプIコラーゲンに対する接着が特異的に増強した。接着の増強はカルモジュリンキナーゼのインヒビターで阻害された(Eguchi,1996 印刷中)。 (2)黒色腫細胞の増殖能 100-10000IU/mlのインターフェロンα、β、γ存在下で、培養黒色腫細胞の増殖は濃度依存性に抑制された。インターフェロンα、γとの比較では、インターフェロンβが最も強く抑制した。(Horikoshi、J Dermatol 1995)。 2 真皮線維芽細胞の接着分子の発現 (1)ヒト真皮由来の線維芽細胞の細胞外基質に対するリセプター発現に与えるTNFαの影響 正常皮膚線維芽細胞をTNF-αで(100 IU/ml、48時間処理)、インテグリンα2β1(I型コラーゲンに対するリセプター)の発現のみが濃度、処理時間に依存性に有意に増強した。またTNFα処理後、線維芽細胞のコラーゲンへの接着は増強した。抗α2抗体を添加するとこの接着増強は約50%抑制された。 (2)ヒト真皮由来の線維芽細胞のICAM-Iの発現 10 IU/mlのTNFα存在下に10-1000 IU/mlのIFNβを作用させるとIFNβの濃度依存性にICAM-1の発現は増強した(Horikoshi,1995 FEBS lett)。しかし、IFNβ単独処理を行った場合には線維芽細胞のICAM-1の発現はなかった。ICAM-1発現増強後の線維芽細胞に対する末梢血単核球(以下PBMC)の培養能は増強し、この増強は抗ICAM-1抗体により低下した。線維芽細胞はICAM-1の発現を介してPBMCに接着の場を提供していると考えられる。PBMCがどのような局所のサイトカインネットワークを形成してゆくのか今後の検討が必要である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)