Quantum Rodiographyの胸部病変診断に対する有用性の臨床的研究
Project/Area Number |
07671003
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
糸氏 英一郎 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (90243302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠本 昌彦 神戸大学, 医学部, 助手 (90252767)
山崎 克人 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (50210381)
河野 通雄 神戸大学, 医学部, 教授 (60030938)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1995: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 胸部X線 / ディジタル画像 / 画像工学 |
Research Abstract |
スキャン時間を1.4秒に短縮したQuantum Radiography(以下QR)の画像工学的特性及び胸部病変診断における有用性を評価する目的で、従来のスクリーン・フィルム系(以下CONV)並びにComputed Radiography(以下CR)と比較検討を行った。 1.画像工学的特性の評価 濃度分解能の評価としてバーガーファントムを、空間分解能の評価としてハウレットチャートを用いQR、CONV及びCRで撮影を行った。濃度分解能については、低濃度領域ではQRが、高濃度領域ではCRが優れていた。空間分解能については、CONV、CR、QRの順となった。QRは空間分解能においてはCONVにやや劣るもののCR同様濃度分解能に優れ、広いダイナミックレンジを持つ胸部領域の撮影に有用と思われた。 2.胸部病変診断における有用性の評価 結節影、粒状影、索状影及びすりガラス陰影を有する12症例をQR、CONV及びCRで撮影し、各画像の正常構造と異常影の描出能を高濃度領域、低濃度領域ごとに8人の放射線科医が評価を行った。正常構造、異常影の描出能は概ね高濃度領域ではCRが、低濃度領域ではQRが優れる傾向があった。また、QR、 CRともにCONVに劣る項目はなかった。QRの正常構造、異常影の描出能はCONVと同等かあるいは優れており、様々な胸部病変の診断において有用と思われた。
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Report
(1 results)
Research Products
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