Project/Area Number |
07671093
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Psychiatric science
|
Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
松井 宏晃 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (90181685)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊野 美幸 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (20203218)
|
Project Period (FY) |
1995 – 1996
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | D_3ドーパミン(DA)受容体 / ヒト神経芽細胞腫SY-5Y細胞 / 逆転写・ポリメラーゼ連鎖(RT-PCR)反応 / long PCR法 |
Research Abstract |
平成7年度の研究において、ヒト神経芽細胞腫SY-5Y細胞に発現しているD_3DA受容体mRNAに由来するRT-PCR産物の他に、約100-bp分子量の小さいRT-PCR断片を得た。この分子量の小さな断片は、既報のヒトD_3DA受容体cDNAの構造と比較すると98-ntの欠失を伴っていた。この欠失D_3DAは実際にタンパク質に翻訳されているものと推定されるが、DA受容体としてのリガンド結合能を有しておらず、その機能は明らかにすることができなかった。ヒトD_3DA受容体mRNAは約8kbであり、その構造を明らかにするには、転写開始点近傍の領域までを含むcDNAが必要であるため、D_3DA受容体を多量に発現しているヒト黒質のポリ(A)^+RNAを基質にRT-PCRを行い、部分cDNAライブラリーを作成、ヒトD_3DA受容体全翻訳領域に相当するcDNA断片をプローブにスクリーニングを試みたが、十分な長さの5'非翻訳領域を含むcDNAクローンは得られなかった。ヒト末梢血白血球より抽出したゲノミックDNAを5種の制限酵素で切断後、アンカーオリゴヌクレオチドを接続、ヒトD_3DA受容体遺伝子翻訳開始点付近の配列を基に作製した2種のプライマーとアンカーオリゴヌクレオチドに対するプライマーを用いたlong PCR法に準じた方法により、ヒトD_3DA受容体遺伝子5'非翻訳領域を増幅することを試みたが、解析に十分な長さの5'非翻訳領域断片を得ることができなかった。Long PCR反応条件の最適化を試みたが、おそらく5'非翻訳領域のGC含有量が多いためか、十分な長さの断片は得られなかった。そこで、ヒトD_3DA受容体全翻訳領域に相当するcDNA断片をプローブに用い、ヒロ胎盤ゲノムDNAライブラリーから、ヒトD_3DA受容体遺伝子5'非翻訳領域を含むファージクローンを得、現在その構造を解析中である。
|