ミネラロコルチコイド過剰反応性高血圧症の成因に関する研究
Project/Area Number |
07671120
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
武田 仁男 金沢大学, 医学部, 講師 (90242544)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Keywords | 高血圧症 / ミネラロコルチコイド / 19-ノルアルドステロン / 遺伝子解析 / 11β-ハイドロキシステロイドデハイドロゲナーゼ |
Research Abstract |
1)低レニン血症、低カリウム血症を有する高血圧症患者においてアルドステロン、デオキシコルチコステロン等のミネラロコルチコイド(MC)活性を測定し、原発性及び続発性アルドステロン症を否定した後、最近我々が発見した新しいMCである19-ノルアルドステロンの尿中排泄量を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で分離後、我々が開発した特異的なラジオイムノアッセイにて測定した。 2)19-ノルアルドステロンも含めMC活性が高値を示さないMC過剰反応性高血圧症において尿中テトラハイドロコルチゾール、テトラハイドロコルチゾーンをガスクロマトグラフィー質量分析計により測定した。以上の結果よりapparent mineralocorticoid excess syndrome(AME)を疑う症例に関してはゲノムDNAを用いてAMEの原因遺伝子である11β-ハイドロキシステロイド デハイドロゲナーゼ(11β-HSD)II型の遺伝子解析を行った。患者DNAを用いて本酵素に特異的なプライマーを用いてPCRにより増幅し直接DNAシークエンスを行った。 3)上記症例のうちAMEも否定的な症例について、尿中11β-HSDII型阻害物質の測定を行った。尿をSep-pakC18で抽出後、HPLCで分離しヒト腎臓マイクロゾーム分画、NAD+、3Hコルチゾールを用いてコルチゾールからコルチゾーンへの変換の阻害率で評価した。標準物質としてグリルレチン酸を用いた。 4)尿中11β-HSDII型阻害物質は上記のMC過剰反応性高血圧症において高値を示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)