Project/Area Number |
07671205
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
原 純一 大阪大学, 医学部, 助手 (00238156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大杉 夕子 大阪大学, 医学部, 助手 (40273669)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 肝細胞増殖因子 / 白血病 |
Research Abstract |
1.造血に対する作用 HGF添加下で骨髄単核細胞のコロニー形成の能を検討した。HGFはBFU-E、CFU-GEMの産生を有意に増強したが、CFU-GMに対する作用はみられなかった。同様の実験を純化したCD34陽性細胞でおこなったところ、HGFのコロニー刺激作用はみられず、CD34陽性細胞はHGFレセプターを発現していなかった。また骨髄細胞ではHGFレセプターは単球分画に発現されていた。またHGFは骨髄ストローマ細胞からのSCF,IL3の産生を増強した。このことからHGFの造血刺激作用は幹細胞に対する直接の作用ではなく、HGFは単球系細胞やストローマ細胞に働くことにより他の増殖刺激因子の産生を誘導しその結果造血幹細胞の分化、増殖を刺激するものと思われる。 2.白血病細胞でのHGFの役割 約80例の白血病症例で白血病細胞のHGF産生およびHGFレセプターの発現を検討したところ、ほとんどの症例で白血病細胞からのHGFの産生が認められた。一方、HGFレセプターの発現は一部の症例で認められた。また白血病細胞株ではHUT78,U266でHGFレセプターの発現がみられた。これらの細胞株を用いた実験では、HGFによる増殖刺激効果はみられなかった。骨髄ストローマ細胞に対する接着能はHGFはHUT78に対しては接着の増強に働き、一方U266には接着を阻害した。現在これらの現象を司っている接着分子を解析中である。 以上のことにより、HGFは白血病細胞はHGFを恒常的に産生することにより、単球や骨髄ストローマ細胞からの増殖因子の産生を誘導すること。一部の白血病細胞ではHGFはストローマ細胞に対する接着能に影響を与えることが明らかとなった。
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