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正常肺および肺癌における接着分子CD44のスプライシングパターンの検討

Research Project

Project/Area Number 07671477
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

近藤 和也  徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (10263815)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松森 保道  徳島大学, 医学部・付属病院, 医員
宇山 正  徳島大学, 医学部, 助教授 (00168759)
門田 康正  徳島大学, 医学部, 教授 (60028628)
Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
KeywordsRT-PCR法 / 非小細胞肺癌 / CD44 / 早期診断 / 気管支洗浄液 / Southern blotting法
Research Abstract

我々は現在までにRT-PCR法で非小細胞肺癌61例と正常肺13例についてCD44の発現を検討してきた。CD44 standard form(CD44s)は、正常肺、肺癌すべてに発現を認めた。CD44 variant 6(CD44v6)は正常肺で2/13例(15.4%)のみに発現を認めたのに対し、非小細胞肺癌では36/61例(59%)に発現を認めた。このことから、非小細胞肺癌においてCD44v6の発現が腫瘍特異性をもつ可能性があり、早期診断に使用できると考えた。
肺末梢性病変8例(肺癌4例、炎症性病変4例)に対して経気管支鏡的生検後に気管支洗浄(生食20ml×2回)を行い、半分を細胞診に提出し、残りの半分よりRNAを抽出し、RT-PCR法で増幅した後、CD44s、CD44v6に特異的なprobeを使ってSouthern blotting法にてCD44の発現を検出し、細胞診との感度の違いを比較した。
気管支洗浄液8例すべてにCD44sの発現を認めた。CD44v6は肺癌4例すべてに発現を認めたが、細胞診でClass Vであったのは4例中2例のみであった。また、炎症性病変では1例にのみ発現を認め、他の3例には認めなかった。このことより非小細胞肺癌において、CD44v6の発現を検索することが細胞診より高感度に肺癌の診断に有用である可能性が示唆された。今後は、手術にて切除された凍結材料についても、気管支洗浄液にてCD44v6の発現を調べた同一症例において検索を行い相関するか検討し、さらに症例を増やし検討を重ねる必要がある。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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