Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
日常生活における人の身体活動あるいは行動を知ることは,その人の健康状態を知る上で重要な情報をもたらしてくれることが期待される.本研究の目的は,運動の観点から人の健康維持に必要な情報を提供出来るシステムを実現しようとするものであり,ここでは日常生活における身体活動,姿勢のモニタ,ならびに得られたデータからの日常生活活動の推定を行うことを試みた.計測システムは先に報告した携帯型ディジタル無拘束計測装置を用いた.身体活動計測に用いたセンサはピエゾ抵抗型加速度センサで,このセンサは加速度変化の直流成分を得ることが出来,姿勢変化に伴う加速度の直流成分の変化を記録することが出来る. 実験に際しては,加速度センサを被験者の腰部中央に取り付け,歩行などの日常生活動作を約5時間にわたって行った場合を記録した.この記録データに対して下記の処理を施し,日常生活活動をオフライン処理した.この処理に際しては,まず原データよりロ-パスフィルタ(0.01Hz)によって姿勢変動成分を抽出し,立位,座位,臥位の判断を行った.また身体活動に関しては,原データよりハイパスフィルタ(0.2Hz)によって身体活動成分を抽出し,歩行,走行,乗り物乗車,その他の体動に分類した.この際,歩行,走行は道路の状況にほぼ無関係に歩調が一定であることより,ある一定時間(5秒)この規則的な揺らぎの生ずる部分を歩行,走行とした,また乗り物乗車に関しては不規則な振動が連続することにより,上記の歩行,走行以外のデータに対して,不規則に細かな揺れが持続する期間(23秒以上)を乗り物乗車区間とした.結果は,姿勢に判定に関しては問題が生ずるものの,それ以外に関してはほぼ満足のいく結果を得た.
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