リンパ節、血管内皮のT抗原親和性分子の検出と癌患者血清中の抗Tn抗体の測定
Project/Area Number |
07671790
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
古本 博孝 徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (70243699)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌田 正晴 徳島大学, 医学部, 助教授 (60145018)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | Tn抗原 / sTn抗原 / 子宮頚癌 |
Research Abstract |
1.子宮頸癌83例、上皮内癌24例、高度異形成22例、正常36例、27例のリンパ節転移巣、子宮頸部腺癌31例について、Tn,sTn抗原の発現を各々2種類の抗Tn、抗sTnモノクローナル抗体を用いたABC法で免疫組織学的に検討した。 2.Tn抗原は浸潤癌の20-23%に発現していたが、上皮内癌、高度異形成、正常上皮ではその発現は認められなかった。一方、sTn抗原は浸潤癌の51-58%、上皮内癌の54-42%、高度異形成の50-64%に発現していたが、正常上皮には発現が見られなかった。以上のことから、Tn,sTn抗原は癌化に伴って発現してくる癌関連抗原であることを明らかにした。 3.子宮頸癌株細胞であるHela S3は免疫組織学的にTn抗原を発現しており、ヒト臍帯静脈内皮細胞に接着した。2種の抗Tnモノクローナル抗体はいずれも濃度依存性に有意にこの接着を阻止した。Tn抗原を介する細胞接着が存在し、抗Tnモノクローナル抗体により、Tn抗原発現癌細胞の血管内皮細胞への接着が阻止されることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)