Project/Area Number |
07671846
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
麻生 伸 富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (80134120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 行雄 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (10108037)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 人工内耳 / 電気刺激ABR / 岬角電気刺激 |
Research Abstract |
成人の人工内耳植え込み手術のためには、術前に岬角電気刺激検査を行うが、小児とくに乳幼児には針電極を使用するこのような検査は施行することが不可能である。本研究の目的は小児とくに乳幼児の人工内耳決定のために術前に行う電気刺激ABR(EABR)検査の開発にあった。今年度の研究によって、電気刺激が蝸牛に与える安全性と刺激レベルに関しては問題のないことが解った。コンピュータとDA/ADコンバータによって、岬角刺激検査を行う成人に、自覚域値とUCLの間のレベルで電気刺激し、EABRを測定することに成功した。この一部は聴覚医学会(武田、麻生、ほか、1995)で発表した。雑音の除去はコンピュータ・プログラムで一部は解決可能であるが、これを術後のマッピングに用いるプログラムにまで発展させるためには、さらに雑音を除去する必要性があると考えている。小児に対する検討は順次行う予定である。我が国では小児の人工内耳症例が少なく国際的には遅れているが、岬角電気刺激検査に代わって本検査を乳幼児に対して行うことにより、より安全で正確な評価をもとに手術を施行しうるものと考える。
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