扁桃胚中心の細胞動態-特にApoptosisについて
Project/Area Number |
07671881
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
川端 五十鈴 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80008250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本間 利生 埼玉医科大学, 医学部, 助手
田部 浩生 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (80236728)
木場 玲子 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (00192071)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | Apoptosis / 扁桃胚中心 / 胚中心細胞動態 / Bリンパ球 / 免疫染色 |
Research Abstract |
平成7年度の科学研究費補助金の援助で扁桃に関する研究をおこなったので以下報告する。研究目的:近年、生体の細胞は自分を殺す自殺機構、即ちアポトーシスと云う現象の存在が明らかになった。この現象は生体にとって不用となった細胞を除去し、生体の維持を保持するばかりでなく、個体発生、免疫機能や発癌などに関与すると考えられている。従来より扁桃の胚中心は細胞の産生と共にその死滅する部位と云われている。胚中心にみられる可染小体(Flemming)は細胞死滅に関与すると考えられていた。今回の研究の目的は(1)扁桃胚中心の可染小体とアポートシスの関係を知ること。(2)アポトーシスによって死滅する胚中心の細胞の種類を知ること。さらに(3)胚中心の生後発達のどの段階でアポトーシスが出現するかを知ることの3つである。 研究材料と研究方法:研究材料は手術で得られた摘出ヒト口蓋扁桃と生後発育段階にある家兎の扁桃を用いた。アポトーシスは免疫染色で観察した。 研究結果:胚中心の可染小体はアポトーシスの概念で提唱されたアポトーシス小体と同一であり、この出現にはマクロフェージが関与している。(2)胚中心で死滅し、アポトーシス小体を生じる細胞はBリンパ球である。今迄の私共の研究ではBリンパ球は胚中心で発生し、成熟型に分化する所見をえているので、今後は成熟のどの段階のBリンパ球がアポトーシスにおちいるかを検討したい。(3)家兎扁桃の生後発育段階の観察では生直後の扁桃にはアポトーシスがなく、胚中心が完成するにしたがってアポトーシスが出現する。以上の研究結果より胚中心機能とアポトーシス機構との関係について考察をおこなって、発表した。また現在おこなっている研究成果は第97回耳鼻総会(5月)、第9回日本口腔咽頭学会(9月)で報告する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)