Project/Area Number |
07672066
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佃 宣和 北海道大学, 歯学部・附属病院, 講師 (10155351)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 ひろし 北海道大学, 歯学部, 教授 (60001020)
坂上 竜資 北海道大学, 歯学部, 助手 (50215612)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Keywords | X線画像診断装置 / KEY・フィルター / コンピューター / 被爆線量 / 軟X線 |
Research Abstract |
本研究の目的は、1.デジタルX線画像診断装置およびKEY-Filter(被爆線量軽減フィルター)の併用によるX線撮影と従来のフィルムを用いた方法によって得られたX線画像をコンピューターグラフィクス技術を用いて比較し、デジタルX線画像診断装置およびKEY-Filterを使用する場合の適正な撮影条件を得ること、2.KEY-Filterにより患者への被爆線量がどの程度軽減するかについて測定し、臨床応用への有効性を調べることである。 本年度は、まずヒト抜去歯牙を用い、歯牙の種類別にX線照射時間を変え、コンピューターディスプレー上で最適な画像が得られる撮影条件を検討するとともに従来の方法とX線画像診断装置+KEY-FilterによるX線撮影を行い、その時のX線線量を線量計で測定し比較した。その結果、X線画像診断装置では、口腔内用に開発されたCCDセンサーにより従来よりかなり短時間のX線照射時間で撮影可能であることを確認し、またKEY-Filterを使用することで、線量も使用しない場合の478-299μSvから、使用した場合には229-104μSvと約1/2〜1/3にまで軽減されることが判明した(40Kv用フィルター使用時)。しかもディスプレー上の画像にはわずかな影響しか認められなかった。すなわちKEY-Filterは、人体に有害とされる軟X線を効果的に軽減ことが確認され、デジタルX線画像診断装置との併用は臨床的に有効であることが示唆された。 現在さらに、X線画像診断装置およびKEY-Filterにより撮影された画像が、実際の臨床上で有用な情報を提供可能かについて、抜去歯牙を用い、根管内に器具を挿入してX線撮影を行い、その先端位置の測定精度について、従来の方法と比較検討すべく実験を進めている。
|