Project/Area Number |
07672129
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
宮坂 平 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (40147773)
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Project Period (FY) |
1995 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1996: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | ハイブリッド型フィラー / 表面処理 / 機械的性質 / 光重合型コンポジットレジン / 超加速劣化試験 / フィラー混合 / 歯科用コンポジットレジン / ハイグリッド型フィラー |
Research Abstract |
前年度に引き続さ、2-3成分系ハイブリッドフィラーについて検討した。粒子の形状(無定形、球形)および粒径(0.5-5.9μm)の異なる溶融石英微粉末を混合し、2種類のフィラーの組み合わせおよび配合率を変化させて2成分系混合フィラーを作製した。また、粒径1.7μm以下のフィラーについて、同様に組み合わせおよび配合率を変化させた2成分系混合フィラーを作製し、これに30wt%のミクロフィラーを添加して3成分系とした混合フィラーを作製した。これらの2-3成分系フィラーを用いて、光重合コンポジットレジンを試作し、圧縮強さおよび間接引張強さを調べた。また、市販のコンポジットレジンについて超加速劣化試験を行った。これらの結果、以下の結論を得た。 1)粒子形状の異なるフィラーを組み合わせた2成分系では、配合率による差は認められず、いずれの形状でも粒径が小さくなるほど圧縮強さは増加した。 2)粒子形状の同じフィラーを組み合わせた2成分系では、無定形同士では配合率による影響は認められなかった。球形同士では、比較的大きい粒径のフィラー(S-6)と組み合わせた場合には、粒径の小さいフィラーの配合率が高くなるほど強度は増加したが、1.4μm以下の組み合わせでは、配合率による差は小さくなった。 3)ミクロフィラーを添加した3成分系フィラーでは、組み合わせる粒径の小さいほど、また、小さいフィラーの配合率が大きいほど強度は大きくなった。間接引張強さからは、無定形に球形フィラーを加えた組み合わせの一部で強度が大きくなるものが認められた。 4)水蒸気圧2気圧から3気圧と加圧度が上がるにつれて、劣化が加速され、同一の強度の低下を示す保存期間が短縮された。
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