Project/Area Number |
07672241
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
中村 康則 日本歯科大学, 新潟歯学部, 講師 (20095201)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | ヒジキ / Streptococcus sobrinus / ラット / う蝕抑制物質 / グルカン産生抑制 / プラーク形成抑制 / 菌面菌付着抑制 / う蝕実験 |
Research Abstract |
Streptococcus mutans産生の不溶性グルカンを抑制する作用をもつヒジキ水抽出物のう蝕抑制効果の有無をin vivoの系で調べるため、スクロースを30%含有させたう蝕誘発飼料を対照として、これをヒジキ水抽出物の凍結乾燥粉末を0.5%および2%をそれぞれ添加した飼料で、離乳前にS.sobrinus 6715株を口腔内に接種せしめた1群10匹の雄性ラットを55日間飼育するう蝕実験を行い、次のような結果を得た。 1.S.sobrinusの歯面付着菌数を、Swab法により経日的に観測した結果、菌接種後の12日目では対照群≒2%群>0.5%群であったが、中半から後半にかけての31日目、52日目では対照群>0.5%群>2%群であり、2%群が最も少なかった。 2.試験終了後、全臼歯についてred cote染色し、部位別に観測したブラーク付着量は、頬側面、舌側面、咬合面のいずれの部位も対照群>0.5%群≒2%群であり、したがって臼歯全体としても対照群よりヒジキ抽出物添加群の方が少なかった。 3.各試験群のう蝕罹患度について、Keyse法に従い部位別う蝕スコアーを算出した結果、平滑面(頬・舌側)および隣接面ではエナメル質う蝕のみにとどまり、裂溝部ではエナメル質う蝕の他、象牙質う蝕もみられたが、いずれの部位の発生頻度も対照群>0.5%群>2%群であった。これらの部位別発生頻度を総計して臼歯全体としてみると、対照群の発生率100%に対し、0.5%群では28%,2%群では63%のう蝕抑制が認められた。 4.ヒジキ水抽出物の経口毒性については、本実験の条件下ではラットの外観、体重曲線、剖検などには異常は全く観られなかったので、毒性はないものと思われた。 以上の成績から、ヒジキ水抽出物はラットのう蝕発生に対して、プラーク形成量ならびにS.sobrinusの歯面付着菌数を減少させることにより、う蝕抑制効果を発揮したものと推察され、本抽出物がう蝕予防物質として有用であることが示唆された。
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