Project/Area Number |
07672304
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
岡部 光 福岡大学, 薬学部, 教授 (10078678)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長尾 常敦 福岡大学, 薬学部, 助手 (90180455)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 抗腫瘍活性 / 抗発癌プロモーター活性 / 抗エイズ活性 / ウリ科植物 / Cayaponia tayuya / Secchium tacaco / cucurbitane / triterpene saponin |
Research Abstract |
1 ブラジル産ウリ科植物Cayaponia tayuya根の成分研究:Cayaponia tayuya根より単離し、構造決定した24種類のcayaponoside類の抗発癌プロモーター作用を検討した結果、cayaponoside B,B_3,D,D_<3b>,C_2にin vitro実験で強い抗発癌プロモーター作用を認めた。B,C_2はin vivo実験でも顕著な抗発癌プロモーター作用が認められた。抗腫瘍活性、抗エイズ作用はどの化合物についても認められなかった。上述のcayaponoside類よりも極性の高い分画より4種類のcucurbitane-type triterpeneおよび4種類のdammaranetype triterpeneの配糖体を単離した。アグリコンの構造は決定したが糖部の構造は現在検討中である。単離した化合物のうち、2種類にin vitro実験で顕著な抗発癌プロモーター作用が認められたので現在in vivo実験を行っている。抗腫瘍活性、抗エイズ活性は構造が決定次第検討する予定である。 2 コスタリカ産ウリ科植物成分研究:Secchium pittieri,S.tacacoの果実および地上部の成分研究を行った。両植物よりbayogeninをアグリコンとする6種類のサポニンを単離し、その構造を決定した。それぞれの植物の粗エキス、および単離したサポニンの抗腫瘍活性、抗発癌プロモーター作用については現在検討中である。 3 その他:日本産ウリ科植物成分について:ヒョウタン果実より単離したcucurbitacin Bに抗発癌プロモーター活性が認められ、ゴキズル地上部より単離したbayogeninのcyclic bisdesmoside類に抗腫瘍活性が認められた。
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