血小板活性化因子及び関連脂質による血管内皮細胞-顆粒球間認識の制御機構解析
Project/Area Number |
07672340
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
渡邊 雅子 東北大学, 薬学部, 講師 (90182948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大内 和雄 東北大学, 薬学部, 教授 (20006357)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 血小板活性化因子 / 血管内皮細胞 / 気道上皮細胞 / ICAM-1 / TPA / IFN-γ / NF-κB / 鼻粘膜血管内皮細胞 |
Research Abstract |
[1]血小板活性因子(PAF)の産生制御機構の解析 PAFの産生がどのように制御されているか明らかにするために、炎症細胞の一つであるマクロファージを用いて解析した。その結果、各種の刺激により産生されるPAFは同時に産生されるprostaglandin E2 (PGE2)によってdown-regulateされていることが明らかになった。さらに、各種のcyclooxygenase阻害薬にはPAF産生増強作用があることが明らかになり、この意義について今後明確にする予定である。 [2]細胞間接着分子発現機序の解析 各種刺激によるintercellular adhesion molecule-1 (ICAM-1)の発現機序について、血管内皮細胞と気道上皮細胞を用いて解析した。その結果、TPA刺激によるICAM-1の発現はprotein kinase Cの活性化を介して引き起こされるが、IFN-γによるICAM-1の発現はtyrosine kinaseの活性化を介して引き起こされることが明らかになった。さらに、TPAによるICAM-1の発現はNF-κBの活性化を介しているが、IFN-γによるICAM-1の発現はNF-κBの活性化を介さずに起こることが明らかになった。 [3]鼻粘膜血管内皮細胞の培養系確立 ヒト鼻粘膜から血管内皮細胞を採取して培養する条件の設定を行った。さらに、本細胞を用いて白血球の接着に対するglucocorticoidの抑制作用について解析した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)