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膵島β細胞の高濃度ブドウ糖に対する不応性の機序の解析

Research Project

Project/Area Number 07672509
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Laboratory medicine
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

小野 順子  福岡大学, 医学部・臨床検査医学, 教授 (40108692)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安西 慶三  福岡大学, 医学部, 助手 (60258556)
大久保 久美子  福岡大学, 医学部, 助手 (80223759)
Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywordsインスリン遺伝子プロモーター / ブドウ糖不応性 / green fluorescent protein
Research Abstract

膵β細胞におけるブドウ糖不応性の機序の解明を目標に、以下の実験を行った。
1 各種β細胞株のブドウ糖応答性の解析
インスリン産生株であるβTC、NIT1、MIN6の各種分泌刺激物質に対する応答性を検討したところ、cAMP、PKCを介する系は正常(非株化)β細胞と比し増加率は低下していたが質的には比較的良好に維持されていた。しかし、ブドウ糖に対しては、MIN6においてのみ0.3mMから27.5mMのブドウ糖濃度の上昇に応じてインスリンの分泌が増加した。他の2株は反応性を失っており、ノーザンブロットにおいてもインスリンmRNAの増加は見られなかった。
インスリン遺伝子発現の転写調節の解析
転写制御の解析に当たって、ヒトインスリン遺伝子プロモーターエンハンサー領域のブドウ糖依存性転写活性を検討するためにレポーターとしてgreen fluorescent protein(GFP)を用いた検出系の作成を試みた。インスリン遺伝子上流の-363〜-346,+10〜+19に対するプライマーを設定し、ヒトDNAをもとに-363〜+19の部分をPCRにて増幅した。得られた産物の塩基配列を決定しこれをpGFP-1 promoter reporter vectorに結合し、リポフェクチン法でMIN-6及びβTCに導入した。また上記プロモーター部分の塩基配列中の、ブドウ糖応答性に関与する配列を決定するためにBgl II、 Pvu II、Mse Iの各制限酵素で切断して特定の部位の塩基配列のみを結合したベクターを作成し、同様に各々の株に導入した。48時間後、発現したGFPの蛍光活性を観察した。コントロールとしてCMVプロモーターに連結したGFPを発現させた細胞は470nmの励起光によって510‐520nmに蛍光のピークが観察された。インスリンプロモーターおよびその一部を連結したGFP発現ベクターについては、現在同様の実験系を用いて解析を進めているところである。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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