Project/Area Number |
07680030
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
家政学
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
水谷 民雄 京都府立大学, 生活科学部, 教授 (30046461)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 腎毒性 / チアベンダゾール / チオフォルムアミド |
Research Abstract |
われわれは食品添加物チアベンダゾール(TBZ)が、グルタチオンの生合成阻害剤BSOで前処理したマウスに強い腎毒性を示すことを見いだし、この腎毒性の本体がその代謝反応によって生成するチオフォルムアミドであると推定している.本年度は、この推定に確証を与えることを目的として研究を行い次のような成果をあげた。 1.GSH涸渇マウスにおいてTBZの推定活性代謝物チオフォルムアミドの腎毒性の発現様式を詳細に検討した。その結果、チオフォルムアミドの腎毒性は、用量・反応関係、毒性発現の経時的変化、毒性修飾因子の影響、性差などに関して、母化合物であるTBZの腎毒性ときわめてよく一致することが明らかとなった。 2.TBZなどのチアゾール化合物からチオフォルムアミドが生成する代謝反応の機構を明らかにする目的で、2-(p-methoxyphenyl)-4-methylthiazoleをモデル化合物として選び、マウス肝9000g上清によるin vitro代謝研究を行い、チアゾール環の代謝的開裂によってチオアミド化合物が生成する反応経路についての知見を得ることができた。
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