Project/Area Number |
07680106
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
稲村 欣作 静岡大学, 教育学部, 教授 (80022119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
間野 忠明 名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (30023659)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 起立性低血圧防止法 / 長時間静止立位 / 体液量変動1分波 / 随意的筋収縮 / 心拍出量 |
Research Abstract |
これまでに、筆者らは長時間静止立位における体液量変動1分波と、姿勢動揺における下肢および腹部筋収縮とのカップリングを利用した起立性低血圧防止法を開発した。このカップリングに合せた下肢および腹部の随意的筋収縮は静脈還流の増加効果をもたらすが、筋収縮の強度によっては血圧受容器反射によりかえって静脈還流の増加を抑制する。本研究の目的は、本方法における下肢および腹部随意的筋収縮の最適強度を検索することとした。健康な男子学生15名に、(A)なるべく動かないようにして静止直立姿勢を保つ、(B)直立時に起こるゆっくりとした体の揺れに合せ、重心が前にきた時に下肢後側、重心が後にきた時には下腹部の筋群を約10〜20秒間随意的に収縮させて直立姿勢を保持させた。また、(C)随意的筋収縮は行なわず、ゆっくりした姿勢動揺をわずかに大きくする直立姿勢保持も行なわせた。(B)における随意的筋収縮の負荷強度は、事前に測定した立位時最大筋放電(EMG積分値振幅)の10%,20%,30%,40%の4種類とし、被験者の眼前約50cmに設置した2chオシロスコープに積分EMG波をモニターして筋収縮強度を調節させた。各被験者には、1〜3種類の負荷条件について直立保持を各30分間行なわせ、その間に、ラバーストレンゲージプレチスモグラム法による体液量変動(身体測定部位、14ヵ所)、表面誘導による下肢と腹部及び腰背部の筋放電、フィナプレスによる心臓レベルでの末梢血圧、インピーダンスプレチスモグラム法による心拍出量と心拍数の測定を行った。分析の結果、1回拍出量の増加率は10,20,30%負荷の順で大きくなった(分散分析;5%有意)。条件(C)と40%負荷では減少した。心拍数の増加率は小さかったが、20%負荷のそれが最も大きかった。心拍出量の増加率は、統計的に有意ではなかったが、20%負荷で最も大きく、6.0±2.7%であった。本方法での随意的筋収縮強度は最大筋収縮の20%程度が有効と思われる。
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