Project/Area Number |
07680294
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | Nagoya Gakuin University |
Principal Investigator |
町田 隆哉 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (20199722)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳 善和 名古屋学院大学, 外国語学部, 助教授 (40220181)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1995: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | コンピュータ / 英語教育 / キーワード検索 / 辞書機能 |
Research Abstract |
本研究では、コンピュータ支援による英語教育において、従来主流であった多肢選択式解答方式に対して、記述式解答方式の導入の可能性を探った。記述式解答方式導入の手がかりとして学習者がキーボードから入力した解答に対して、あらかじめ登録した一語あるいはそれ以上のキーワードを検索し、それらが全て含まれていれば正解、全く含まれなければ不正解等という評価方法を取り入れた。この場合には、各キーワードに1つずつの正解しか用意できず、明らかに正解であるにもかからわず不正解と評価されることがあった。今回の研究では、各キーワードに対して複数の正答を設定した教材を実際に使用して、教員、学生からの評価を得て、その使い勝手や実用性の検討を行った。 まず、学生・教員側からの評価としては、第1に、各キーワードに複数の正答が準備されたために学習者の解答に対する評価の妥当性は増した。第2に、学習者の評価については、以前のシステムよりも評価が特に高くなったわけではない。この理由として、以前でも学習者の評価がある程度高かったこと、問題として与える質問は数分のスキットを視聴してその大まかな内容を答えさせる形式であるために、それほど多様な答えは現れないこと、等が考えられる。 次に教材作成に関しては、昨年度の学習者の解答をもとに、別解を準備することでおおむね妥当な選定ができたと考えられる。しかし、今回は問題内容が比較的限定されていたために、妥当なキーワード選定が可能であったが、より複雑な問題内容になると相当な労力が必要になると思われる。 このようなことから、今後の課題としては、第1に、キーワードとして複数の類義語を自動的に設定してくれるシステムが何らかの市販のソフトウエア(辞書など)で代用できないかを探ること、第2に、学習者の間違えやすいものや別解として認められるものをデータベースとして共用する可能性、等が指摘できる。
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