Project/Area Number |
07680573
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境影響評価(含放射線生物学)
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
鈴木 規之 金沢工業大学, 工学部, 講師 (40196853)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 水道水 / 塩素処理 / 変異原性 / 臭素化合物 / 変異原性原因物質 / MX / BMX |
Research Abstract |
水道水中の変異原性原因物質のなかで、MX(3-Chloro-4-(Dichloromethyl)-5-Hydroxy-2(5H)-Furanon)の寄与が大きいことが知られている。本研究では、更に進んで、MXの臭素置換体(BMXs)の分析法の確立と、水道水の変異原性原因物質の再評価を行うことを目標に研究を行った結果、以下の成果を得た。 1 臭素置換MXの分析方法の検討:塩素化体MXの分析方法と同様な分析フローでBMXsについても基本的に対応できる。臭素置換体は精密質量数のシフトが大きく、高分解能SIMで比較的容易に良好なクロマトグラムを得ることが出来た。ただし、特に臭素置換数の多い置換体において、GCでの吸着・分解が非常に大きく、分析条件の最適化を試みたがなお十分な定量性は得られていない。 2 水道水中のMX及びBMXs存在量の調査と水道水の変異原性の再評価:以上の方法を用いて、実際の水道水におけるBMXsを含めたMX関連物質の調査を行った。その結果、前年度には、特に銚子市・旭市の臭素置換トリハロメタンの濃度の高い水道試料において高い臭素置換BMXsが観測され(10〜20ng/L)、特に銚子ではBMXsによる変異原性への寄与率が50%近くに達することが示されたのに対し、今年度は臭素置換BMXsの濃度は前年度の約半分となり、MX関連化合物の濃度の変動がかなりあることが推測された。しかしいずれにせよ、臭素置換BMXsによる全変異原性への寄与は、試料によって塩素置換MXよりもかなり大きな値になり、MX関連化合物トータルとし変異原性原因物質を把握する必要性を示唆している。なお、BMXsの不折方法の検討が予想外に困難であったため水道水濃縮物の酸性変異原性原因物質についての検討は今年度十分に達成できず、次年度以降に本年度の結果を踏まえて検討したい。
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