マウスミニサテライト遺伝子座を用いた放射線誘発生殖細胞突然変異のモニター系の開発
Project/Area Number |
07680582
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境影響評価(含放射線生物学)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
神谷 研二 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (60116564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹羽 太貫 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (80093293)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | ミニサテライト遺伝子 / 生殖細胞突然変異 / 放射線 / RBE / 精子細胞期 / マウス |
Research Abstract |
C3H/Heの雄マウスに放射線を照射し、これにC57BL/6Nの雌マウスを照射直後、3週間後および11週間後の各々の時期に1週間の間交配した。これらの交配により生まれたF1マウスは、父親の生殖細胞が精子期、精子細胞期および精原細胞期の時期に放射線照射を受けて生まれた子供となる。放射線の線源は^<60>Coγ線を用い、その線量は0Gy,1.0Gy,2.0Gy,3.0Gyとした。これらのマウスtailよりDNAを抽出し、サウザン法を用いてミニサテライト遺伝子Pc-1の変異を解析した。精子細胞期の生殖細胞が放射線照射に対し最も感受性が高く、その突然変異率と線量との間に線量・効果関係を認めた。この場合のPc-1遺伝子座の父親側alleleの突然変異率は、0Gy,1.0Gy,2.0Gyおよび3.0Gyの照射に対し、それぞれ9.1%,22%,28%,および28%であった。 同様の実験を、^<252>Cf中性子を用いて行った。γ線の場合と同様、精子細胞期の生殖細胞が^<252>Cf中性子照射による突然変異の誘発に最も強い感受性を有した。この時の^<252>Cf照射による父親側alleleのPc-1遺伝子の変異率は、線量0.35,0.7および1.02Gyに対し、18%,26%および24%であった。Pc-1遺伝子座における^<252>Cf照射による変異誘発のγ線に対するRBEを計算すると、精子期、精子細胞期、および精源細胞期でそれぞれ5.9,2.6,および6.5であった。 以上のことから、われわれはミニサテライトPc-1の生殖細胞での変異をサウザン法により定量化することにより、放射線による生殖細胞突然変異を調べるモニター系が開発できたと考える。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)