活性酸素によるDNA障害を防ぐヒト蛋白の分離と解析
Project/Area Number |
07680584
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境影響評価(含放射線生物学)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
早川 浩 九州大学, 医学部, 助手 (70150422)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 酸化ストレス / 突然変異 / ヌクレオチド代謝 / DNA複製 / DNA修復 / ヒト / mutagenesis |
Research Abstract |
これまでの研究で、生体内で生じる強力な突然変異誘発物質、8-oxo-dGTPをヌクレオシドにまで分解する代謝経路の最終段階に働いていると考えられる8-oxo-dGMPaseをヒト細胞から部分的に精製していた。平成7年度の研究においては、この酵素を純化する為に一般に使用されているさまざまなカラムを用いて精製を試みたが、以前としてこの蛋白を純化することが出来なかった。そこで今回新たにアフィニティーカラムを作成することを試みさまざまな8-oxo-dGMP誘導体を合成することが出来た。 これまでわかっているこの酵素の基質特異性の情報をもとにこの酵素にアフィニティーを有することが期待されるカラム担体を九大薬学部の佐々木教授および永次助手の協力を得て研究代表者である早川自ら合成を試みた。現在までにデオキシグアノシンを原料として回収率よく8-オキソデオキシグアノシンを大量に合成することができた。またさらにこの8-オキソデオキシグアノシンの5'OH部位に、両端にそれぞれアミノ基と燐酸基をもちその間に適当な長さのスペーサーを持つ化合物を用いてカップリングさせたところ、スペーサー末端にアミノ基をもつ8-oxo-dGMP誘導体を初めて合成することが出来た。なおこの化合物の構造はMNRおよびマススペクトラムを用いた解析により確認している。現在この化合物末端のアミノ基を用いてカラム担体に結合させる段階に進んでいる。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)