Project/Area Number |
07680610
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境保全
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
鈴木 敦己 熊本大学, 工学部, 教授 (50040390)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田淵 幹修 熊本大学, 工学部, 講師 (40037966)
北園 芳人 熊本大学, 工学部, 助教授 (40094007)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 粒度構成 / 干潟 / COD / 有機物量 / 酸化還元電位 / 河川流 / 個体数 / 低生生物 |
Research Abstract |
本研究は、干潟底質特性に着目して、干潟の客観的評価指標を得る事を目的としている。まず最初に干潟の豊富な熊本県沿岸の有明海、八代海を対象として水環境、底質土特性、及び底生生物分布に関する調査データを関係機関より収集し、更に河口干潟で若干の現地調査を実施し、それらのデータ解析する事によって、以下の様な成果を得た。 1)粘土分量、COD、有機物含有量の間にはほぼ直線関係が認められた。 2)八代海の方が有明海より粘土分が多いが、同じ粘土分量域ではCOD、有機物含有量、及び硫化物含有量は低い値を、逆に酸化還元電位は高い値を示し、底質土特性は良い。 3)底生生物種類を湿重量で表すと、湿重量に対する底生生物個体数分布は指数分布で近似され、その平均値が1つの分布指標になる。 4)底生生物の湿重量(種類)-個体数分布と粘土分量間に明確な相関は認められない。 5)感潮河川の流況・浮泥の経時的な挙動特性と底質の巻上げ・沈降機構を明らかにした。 6)干潟や澪の形成予測の為の数値実験手法の基本構成を得た。 7年度には、底質土特性、底生生物分布特性、および干潟形成機構とその数値実験手法について基本的な成果が得られた。次年度以降にはさらに広範囲の調査を進め、得られたデータや数値実験データの解析により、所期の目的を早期に達成したい。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)