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不登校児のソーシャルサポートと社会的スキルに関する研究

Research Project

Project/Area Number 07710085
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

渡邊 弥生  静岡大学, 教育学部, 助教授 (00210956)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords不登校 / ソーシャル・サポート / 社会的スキル / 中学生
Research Abstract

〈目的〉本研究は、中学生の不登校児と登校児とを比較して、以下のことを検討した。
1.周りから得ているソーシャルサポートと、自分から周りに与えているソーシャルサポートの種類の違い
2.もらうサポートと与えるサポートとのバランス関係が対人関係の満足度とどのような結びつきがあるか
3.社会的スキルの違い
〈方法〉被験者は、登校している中学生生徒135人と、不登校状態ではあるが相談所やフリースクールなどの集団に所属している中学生39人を対象とした。調査形式は質問紙形式で行った。
〈結果〉ソーシャルサポートの内容として、父親、母親、友達、先生というサポート源及びサポート対象によって、もらうサポートも与えるサポートも内容が異なることがわかった。登校児と不登校児の主な違いは、もらうサポートだけでなく与えるサポートも量的に不登校児の方が低いこと、特に父親からもらうサポートに対しての満足度が低いことが明らかになった。しかし特に、父親にしてもらいたいという具体的な要求がないことや、サポートの量が多ければ必ずしも満足するという関係も見られないという興味深い知見が得られた。母親に対してもサポートを求めているが具体的に何を望んでいるのかは登校児と異なり不明瞭であった。また、友達に対しては友達にサポートを与えることよりも友達からもらうことを望む傾向が強かった。先生に対しては、登校児よりも多くのサポートを得ており、量が多ければ満足する傾向が認められた。登校児よりも教師と生徒という枠にこだわらない交流を望んでいることもわかった。社会的スキルについては、具体的に友達の輪に入るときにどのようにするかや、会話を続ける工夫などを自由記述で求めたが、結果の詳細については、分析中である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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