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禁室をテーマとする物語完成法の研究

Research Project

Project/Area Number 07710094
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionNaruto University of Education

Principal Investigator

青木 真理  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (50263877)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords物語完成法 / 昔話 / 異文化間研究 / 禁室
Research Abstract

本研究は、昔話を普遍的無意識の心的過程の表現(Franz,1970)とする見方を前提とし、河合(1982)の提唱した、同一のテーマをもつ昔話の結末の差異に文化固有の普遍的無意識の差異の反映を見る観点から、禁室をテーマとする物語完成法を用いて、そこに現在の私たちの心性がどう反映されているかを探るものである。
筆者は今までこの物語完成法を用いて、日米間の文化比較および年齢による変遷の研究を行ってきたが、本年度は日本国内での成人を対象とした調査を行った。今回の調査の主眼は3点ある。ひとつはおとなの標準的な反応のタイプを知ることである。第2点は物語完成法の物語刺激の再検討である。禁室侵犯の選択の自由をを被験者に与える(物語B)を作成し、選択の自由のなかった従来の刺激(物語A)に対する反応と比較する。第3の点は、日本国内の地域的文化差の検討で、調査対象地域は沖縄県、徳島県の2地域である。
現在上記調査は継続中である。沖縄県那覇市および国頭村に出張し、調査用紙を配布、協力を依頼した。郵送により調査結果回収を行っている。徳島県でも調査用紙を配布し、現在回収中である。
回収されたデータは随時パソコン入力され、データベース化されている。これらはタイプ分類され、各群におけるタイプ分布が提出され、それらは相互比較されるとともに、以前の研究における子どもの反応結果と比較検討される予定である。
以上の結果の考察を深めるための資料として、「日本昔話通観」「世界の民話」などが購入され、利用された。また京都大学図書館にも出張し、参考文献を閲覧、収集した。
また一部の被験者に、Post-Test-Inquiryをおよび心理テストを施行し、本物語完成法の反応のタイプと性格との関連を事例的に研究する予定である。この面接内容は録音され、プロトコルが分析される。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 青木真理: "禁室をテーマとする物語完成法の研究" 日本心理臨床学会第15回大会. (口頭発表予定). (1996)

    • Related Report
      1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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