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仲間との親密度が仲間入り行動に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 07710118
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionNiigata Women's College

Principal Investigator

原野 明子  県立新潟女子短期大学, 幼児教育学科, 講師 (10259210)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords幼児 / 仲間入り / 引っ込み思案 / 仲間関係 / 社会性
Research Abstract

1問題と目的 仲間入りできない幼児はなぜ仲間に入って遊べないのだろうか。これまでの研究では、仲間に入れない子は、(1)相手の意図と解釈が正確でなく、自分と遊びたくないと解釈し、(2)知識の上では相手の意図と解釈は正確であるが、(3)相手が知っている子かどうかで解釈の仕方が異なることを明らかにした。すなわち、幼児の仲間入り行動には相手の意図をどう解釈し、それは何をもとにしたかという解釈の手がかりが影響を及ぼしていることが示唆された。しかしながら、これらは紙芝居やビデオ刺激に対する反応からの結果であった。そこで本研究では実際の仲間入り場面(実験室状況)における仲間入り行動と相手の意図解釈と手がかりを検討した。
2方法 (1)被験児の抽出 2園の5歳児の担任教師への質問紙から引っ込み思案傾向の高い子(仲間に入れない子)と社交的な子(すぐに友だちと遊べる子)を抽出。(2)実験 知っている子2人が遊んでいる所に被験児が入る状況と知らない子2人が遊んでいる所に入る状況を設定し、どのようにして入って遊ぶかをVTR観察した。入る前後に被験児の相手に対する認知を尋ねた。(3)結果の分析 コンピューターを使用し、結果を統計的に検定した。
3結果と考察 (1)仲間入り行動 引っ込み思案傾向の高い子は、相手が知っている子であろうとなかろうと仲間入り行動の頻度はかわらないが、社交的な子は知っている子の場合に仲間入りが多くなる。(2)相互作用中の相手の認知 引っ込み思案の子は遊んでいる時に知っている子からも面白くないと認知され、自分も既知の子と遊ぶのは面白くないと認知していた。このことから、仲間入りそのものの行動だけでなく、仲間入り後の行動も二者の関係に影響し、次の仲間入りに影響していると考えられる。今後は、縦断的に自然場面での仲間入り行動とそれに引き続く遊びを観察することにより、仲間入り行動に影響する過去経験の内容を検討する必要があろう。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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