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インタビュー分析に基づく登校拒否児の空間経験に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07710170
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educaion
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

生越 達  茨城大学, 教育学部, 助教授 (80241735)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords居場所 / 登校拒否・不登校 / 眼差し / 空間経験 / 現象学
Research Abstract

居場所に非常に敏感であると思われる登校拒否・不登校の子どもたちへのインタビューを行い、子どもたちにとって居場所とはどのような空間なのかを明らかにすることを目指した.そのため,まず,できるだけ多くの先行研究を読み,また空間についての哲学的・精神病理学的考察をおこなったのち,子どもたちへのインタビューをおこない,彼らの空間経験がいったいいかなるものであるのかを解明した.
実施結果は以下のとおりである.
1.登校拒否・不登校の子どもたちにとって,他者の眼差しが非常に重要な意味を持っていること.しかも,それは単純に眼差しをかければよいということではなく,眼差しに敏感なだけにむしろ眼差しをかけられることを非常に窮屈に感じることがあることがわかった.今後さらに眼差しの質について考察をしていかなければならない.いずれにしても,居場所は他者との眼差しと密接な関係にある.
2.登校拒否・不登校の子どもたちは,非常に場所の持つ雰囲気に敏感であり,またそうした雰囲気と自分の存在との間に違和感を感じていること.彼らを理解し,受け止めていくには,一対一の関係のなかばかりでは限界があることがわかった.
以上の考察から明らかなことは,教師が受容しようとするあまり登校拒否・不登校の子どもを眼差しで縛ってしまう危険があるということであり,教師はむしろ居場所を生起させるような間接的な眼差しを求められているということである.

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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