Project/Area Number |
07710263
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
History of Europe and America
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
山之内 克子 早稲田大学, 第一文学部, 助手 (70267441)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1995: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | ウィーン / 市民 / 19世紀 |
Research Abstract |
まず、十九世紀のウィーン市民を概略的に捉え、この社会グループがどのようにして誕生し、どのようにして独自の価値観や文化的コード、生活様式を築きあげていったのか、また、かれらの「日常」とはどのようなものであったのか、などの基本的な問題を明らかにするという本研究の最初の目的は、著書『ウィーン-ブルジョアの時代から世紀末へ』のなかでほぼ達成された。 また、本年度、個別テーマとして取り上げることを計画していたウィーン市民の読書文化については、67名の市民蔵書家についての伝記的アプローチをほぼ終えることができた。さらに、これらの人々の蔵書に関して、その規模や構成を概観し、当時の市民の「平均的蔵書像」を割り出すことも試みた。これらのデータを啓蒙主義時代の知識人の蔵書と比較することにより、とりわけ、十八世紀から十九世紀にかけての教養概念の明らかな変化(例えば百科全書的な知的普遍主義の衰退)が裏付けられた。 読書文化については、1995年11月3日、京都大学の主催する「西洋史読書会」第63回大会(於:京大会館)にて、『ドイツおよびオーストリアにおける近代市民階層と読書文化』という題目で研究発表を行ったほか、今年度中に論文の形で発表することを希望している。また、このテーマは、ウィーン大学社会経済史研究所のハンネス・シュテクル教授の指導のもとで、今後二年以内に博士論文として発表される予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
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