ドイツ第二帝政期における新聞学の成立とマックス・ヴェーバー
| Project/Area Number |
07710264
|
|---|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
| Allocation Type | Single-year Grants |
|---|
| Research Field |
History of Europe and America
|
|---|
| Research Institution | Doshisha University |
|---|
Principal Investigator |
佐藤 卓巳 同志社大学, 文学部・社会学科, 専任講師 (80211944)
|
|---|
| Project Period (FY) |
1995
|
| Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
| Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
|---|
| Keywords | 新聞学 / 公共性 |
|---|
| Research Abstract |
ドイツ新聞学の成立史の研究として、マックス・ヴェーバーと新聞学研究者アドルフ・コッホのハイデルベルク大学における紛争を取り上げて検討した。アドルフ・コッホの論文からは、成立期における新聞学とジャーナリズムの未分化状態を窺い知ることができる。ヴェーバーとコッホの対立は、一般にはヴェーバー婦人への誹謗をめぐるスキャンダルが原因とされるが、社会科学として新聞研究がどうあるべきか、という学問的対立も背景に存在したことは明らかなように思える。当時の新聞資料と新聞学研究を使って、上記の論旨を跡づけるため、1996年夏に短期間ドイツで資料集めをする予定である。その後、雑誌に掲載したい。なお、ドイツ新聞学のわが国への影響について、論文「総力戦体制と思想戦の言説空間」を山之内靖他編『総力戦と現代化』(柏書房1995年)に執筆した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)
