Project/Area Number |
07710284
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
考古学(含先史学)
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Research Institution | History Museum of Hokkaido |
Principal Investigator |
右代 啓視 北海道開拓記念館, 学芸部, 学芸員 (30213416)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | オホーツク文化 / 温暖期 / 遺跡立地環境 / 北海道 / 北東アジア |
Research Abstract |
本研究は、目的および研究実施計画に基づき実施した。その研究実績の概要は、次の項目のとおりである。 1.オホーツク文化の遺跡と立地環境 埋蔵文化財包蔵地台帳、報告書、論文などで遺跡立地図を作成し、時期ごとに遺跡の分布状況をデータ化した。また、環境に関する気候・河川・流氷などの関連文献を収集した。 2.オホーツク文化と関係諸文化の立地環境 続縄文文化、擦文文化、トビニタイ文化との立地環境の比較・検討をおこなったが、データ化までにはいたらなかった。今後の課題とする。 3.出土遺物の検討 土器、石器、骨角器、金属器などの時期構成の検討、動物遺存体の出土状況ならび構成種の検討を行った。大陸・本州関係については、文献収集だけにとどまった。 4.遺跡現地踏査・関連する調査 北海道北部および東部などの遺跡調査を実施し、博物館や大学などの研究機関および関連分野からの情報収集を行った。 以上のことから総合的に検討した結果、8世紀を中心とする中世の温暖化が与える影響はもとより、その前後に1世紀、3世紀、5世紀、11世紀と海進があったことが確認された。しかも、確実に海が川や低地に進入し、湖沼が形成されていた痕跡なども海岸部および河口部で確認された。これらは、オホーツク文化を含め続縄文文化、擦文文化にいたるまで大きく遺跡立地に影響を与えていたことは確実であり、海岸部および河口部に形成された湖沼の大小により遺跡の規模も関連し、移動の拠点である船着き場の規模についても同様なことがいえる。オホーツク文化は北海道において、その湖沼を中心に移動が展開されたものである。 今後、これを基にオホーツク文化や関連文化の拡散と地域適応の過程を究明していきたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)