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体系変化後の近畿方言アクセントについての研究

Research Project

Project/Area Number 07710296
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 国語学
Research InstitutionSaitama Women's Junior College

Principal Investigator

兼築 清恵 (坂本 清恵)  埼玉女子短期大学, 一般教育科, 助教授 (50169588)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords世阿弥自筆本 / 室町時代アクセント / アクセント体系変化 / 観世元頼
Research Abstract

1、室町時代アクセント資料の調査収集・整理
室町時代近畿方言アクセントは、アクセント史のなかで基本語彙のアクセントが不明なものが多い。そこで、能本・謡本を資料に室町期アクセント資料の拡充を試み、以下の結果を得ることができた。
(1)世阿弥自筆能本については、観世宗家および宝山寺所蔵の原本拝閲調査することができた。その結果、声点と胡麻章を確認することができたので、データベース化をおこなった。また、この声点と胡麻章について分析をおこなった結果、自筆能本の声点・胡麻章とも、アクセント体系の変化が完了した時点のアクセントを反映していることがわかった。世阿弥自身の書き入れであれば、○○○>●●○の変化は起こしていても、○○●>●○○はいまだ完了していないはずであるから、後世の書き入れとして扱うべきものであることがわかった。しかし、資料の伝授所蔵から考えて、室町末のアクセント資料としての活用が可能であり、いずれ論文にまとめる予定である。
(2)観世元頼謡本については、熊本大学付属図書館・早稲田大学図書館の原本を調査した。東京大学資料編纂所委託分については、原本調査が許可されず紙焼き写真での調査になった。現在は原本確認分からデータベース化をおこなっているところである。量的にも百番以上の謡本資料になり、室町期のこれまで不明であった語アクセントとがかなり明らかにできることがわかった。
2、アクセント体系変化後の近畿方言アクセントについての考察
1、の資料とともに、1994年に刊行した『近世アクセント資料索引』に収めた『和字大観抄』の反映するアクセントの分析をおこなっているところである。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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