Project/Area Number |
07710348
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
独語・独文学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山下 仁 大阪大学, 言語文化部・(ドイツ語教育講座), 助教授 (70243128)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 言語行動 / 社会言語学 / コミュニケーション論 / 敬意表現 / 呼称表現 / 依頼表現 / 謝罪表現 / 評価概念 |
Research Abstract |
本研究は3つの研究目的を持つ。すなわち,データの公開,データの分析,そしてドイツ語におけるコミュニケーション行動の評価概念に関する考察である。このデータとは研究代表者が1988年から1990年の間,ドイツに留学した際に行ったインタビュー調査で得た音声データである。これをできるだけ正確に文字化し,電算処理できる状態にして多くの研究者に公開することが本研究の第一の目的である。研究補助によりこの目的は達成された。すなわちインターネットで大阪大学言語文化部のホームページを開き,日本語の旗の部分をクリックして日本語モードにした後,メンバーを開き山下の部分をクリックすれば「科研データ」として公開されている。(アドレス:http://www.lang.osaka-u.ac.jp) 第二の目的は,不変化詞などの未解決の問題に関してさまざまな観点から分析を行い,呼称や接続法と不変化詞との結びつきについてなんらかの成果を出すことであった。これについては,口頭発表や論文作成などを通して,部分的にではあるが成果を上げられたと思う。以上,データとデータの分析結果については報告書を作成した。 第三の目的は,「敬意」という概念を広げ,それを「コミュニケーション行動の評価概念」の内のひとつとしてとらえ,「敬意」以外の「親しさ」や「共感」などの概念とドイツ語の言語表現との関連についての考察を進めることにあった。しかし,これについては十分な成果を上げられなかった。これまで日本語に関しては研究を進めることができたが,ドイツの日常生活でいかなる評価概念が重要視され,それがドイツの社会の中でどのような役割を演じているかを解明するのは,今後の研究課題である。しかし「コミュニケーション行動の評価概念」という概念規定は考察を進めることができたため,これを手がかりにして,今後ドイツで更なる経験的調査を実施したいと考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)