Project/Area Number |
07720001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fundamental law
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
尾崎 一郎 北海道大学, 法学部, 助教授 (00233510)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 弁護士 / 法 / コミュニティ |
Research Abstract |
本研究では、地域コミュニティにおける社会秩序維持の過程において法律家たる弁護士が現に果たしている、または果たすべき役割を、まちづくりを素材にして理論化し、従来の弁護士研究に新しい資格を付け加えることを目的としている。交付申請書の「研究目的、研究方法」においては、まず、(1)内外の関連文献の収集、整理し、ついで(2)札幌市近郊及び東京都郊外の新興住宅におけるまちづくりの参与観察を行い、最後に(3)(1)(2)の結果とかねてより個人的に蓄積してきたケーススタディの知見とを総合してデータベース化、理論化を施す、と記載したが、今年度は1995年8月に東京大学で開催された国際法社会学会年次大会の準備など様々な用件のために上京を繰り返したので、その機会を活用すべく、東京近郊を対象にした(2)に特にエネルギーを注いだ。まちづくりの現場に直接赴くことこそ時間的制約からさほど出来なかったものの、現場に深く関与しているまちづくりコンサルタントへのインタビューやコンサルタントを囲んでの研究会開催などを行うことが出来、弁護士以上にまちづくりコンサルタントが地域コミュニティにおける私的・公的諸問題の解決に深くコミットしていること、弁護士はコンサルタント等中心メンバーのアレンジの下、専門的知識の提供者として補完的に機能しているにとどまること、知識提供者を超えた地域における弁護士の新しい役割が模索されるべきであること、等の知見を改めて得ることが出来たと考えている。また、(3)については本予算により購入したパソコンセットにより適宜作業を継続しており、その作業の途上において、作業結果を活用しつつ、裏面に記載した英語報告を上記国際学会において行うことが出来た。(1)については、今年度は力が及ばなかったが、次年度以降の課題としたいと考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)