Project/Area Number |
07730064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Business administration
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
延岡 健太郎 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (90263409)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 戦略提携 / 組織的ケ-パリビリティ / サプライヤー関係 / 製品開発 |
Research Abstract |
本研究の自動車産業の企業間提携について分析した。研究結果として以下の3点があげられる。 1。自動車産業における提携を利用した製品開発の推移:過去10年間の主要関連新聞記事1000件以上をデータベース化し、近年の時系列トレンド分析を実施した。結果として、以下のような発見があった。 ・提携を利用した製品開発は著しく増加している。特に、資本関係のない提携の比率が増加している ・部品の企業間共通化により規模の経済の達成を目的とした提携が増加している 2。自動車産業における完成車メーカーと部品メーカー(サプライヤー)との提携関係:7社の完成車メーカーと125社の部品メーカーの関係についてデータベース化を作成し、以下のような発見があった。この結果については、国民経済雑誌への投稿準備中である。 ・部品メーカーは、広範囲の完成車メーカーとの関係を構築していくことが企業成果に結びつく ・ただし、その場合でも堅密な企業問関係管理を維持することは必要条件である 3。提携関係を効果的に管理するための組織的カ-パビリティ:自動車企業(いすゞ、マツダ、スズキ、三菱など)における、間取り調査により以下のような組織的ケ-パビリティが重要であることが発見できた。 ・企業間にまたがる複雑な意思決定プロセスを簡易化できる能力 ・窓口組織が企業間組織プロセスをシンクロナイズできる能力
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