Project/Area Number |
07740282
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
桜井 浩 群馬大学, 工学部, 助手 (80251122)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1995: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | X線磁気円二色性 / 人工格子 / 巨大磁気抵抗 / 銀 / コバルト |
Research Abstract |
本実験のAg/Co系人工格子で、巨大磁気抵抗効果(GMR)が観測された。磁化測定では、Coあたりの磁気モーメントが純Coとほぼ等しかった。また、カ-回転角の大きさおよびスペクトルは、ほぼ純Coに一致した。これらのことは、フェルミ準位近傍のAg層のスピン偏極が小さいことを示す。また、Ag-L2吸収端でのX線磁気円二色性が観測されず、吸収曲線(XANES)にも顕著なwhite lineが観測されなかった。このことは、Ag層のフェルミ準位近傍での4d電子の状態密度とそのスピン偏極が小さいことを示す。以上から、Ag層でGMRを担う電子は4d電子よりむしろわずかにスピン偏極した5sまたは5p電子(Co層の3dとAg層の5sのs-d相互作用による)と考えられる。今後、Ag-L_1吸収端のX線磁気円二色性(Ag層の5p電子のスピン偏極を反映)を測定すれば事情がよりはっきりすると考えられる。
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