Project/Area Number |
07740309
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大谷 義近 東北大学, 工学部, 助教授 (60245610)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 微細加工 / 磁化反転 / 磁気異方性 / 強磁性2次元格子 / 双極子相互作用 / 局所磁場 / 磁区構造 |
Research Abstract |
強磁性微粒子2次元格子は、高い対称性と空間的均一性を有するために磁化反転機構を調べるのに好都合である。本研究においては微細加工技術を用いて強磁性2次元格子を作製し、粒子サイズ、粒子間距離、膜厚などを適切に選択して、磁区構造、形状磁気異方性、粒子間双極子相互作用を制御して、逆磁化の核発生、成長および伝搬を系統的に調べる。 微細加工された強磁性の磁化曲線は加工されていない通常の薄膜の場合と比較すると保磁力が小さく、磁化反転が急峻になることが明らかになった。この磁化反転は格子の中心に位置する微粒子列の先頭粒子から開始する事も確認された。また、磁気微粒子は一磁区磁気異方性を持ち、180°磁壁によって分割されたことも明らかになった。 磁気微粒子に光を照射すると、2次元平面に並んだ周期構造のために、次数の異なる一連のブラッグ反射が得られ、その強度から微粒子内の平均的磁区構造を求める事ができることも明らかになった。
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