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ファンデルワールス会合体中の分子のねじれ振動の観測とそのポテンシャルの解析

Research Project

Project/Area Number 07740476
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Physical chemistry
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

高やなぎ 正夫  東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 助教授 (50192448)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsファンデルワールス会合体 / クレゾール / LIF分光法 / ホールバーニング分光法 / ねじれ振動
Research Abstract

1.本研究では,m-クレゾールと希ガス原子(Ne,Ar,Kr)の1:1会合体について,S_1におけるm-クレゾールのメチル基ねじれ振動の観測を,LIF分光法およびホールバーニング分光法で試みた.実験は,既存の分子線装置と波長可変パルスレーザーシステムで行ったが,測定系のボックスカ-積分器の一部を本研究費で更新することで,観測されるスペクトルのSN比が改善された.
2.m-クレゾールには,OH基のH原子とメチル基位置関係によりシス型とトランス型の二つの異性体があるので,計6種の会合体に関して測定を試みた.LIF励起スペクトルにNe会合体のバンドは観測されなかった.これは,Ne会合体の電子遷移が単量体とほぼ重なっているためと考えられる.シス体とAr,Krとの会合体は,いずれについても0-0バンドとねじれ振動の1-1バンドがLIF励起スペクトルに観測され,それぞれをプローブしたホールバーニングスペクトルを得ることができた.一方トランス体の場合には,Krとの会合体で0-0バンド,1-1バンドが単量体のバンドに重なっているため,Arとの会合体についてのみホールバーニングの測定を行った.
3.ホールバーニングスペクトルには,LIF分光法はで観測することが困難な,会合体のねじれ振動および分子間振動が数多く観測された.それら相互の比較およびそれらと単量体のスペクトルの比較を行なうことにより,バンドの帰属を行った.その結果,ねじれ振動はより大きな希ガス原子と会合体を形成することにより,より高波数にシフトすることが見いだされた.この結果は,以前測定したm-トルニトリルと希ガス原子の会合体で観測された結果と同じである.会合体中のm-クレゾールのねじれのポテンシャルの形を決める作業が,現在進行中である.

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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