Project/Area Number |
07740519
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Inorganic chemistry
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松下 信之 東京大学, 教養学部, 助手 (80219427)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 遷移金属錯体 / ソリトン / ポーラロン / 結合交替系 / 原子価交替系 / 一次元構造 / X線構造解析 |
Research Abstract |
結合交替系や原子価交替系の一次元電子系で重要な電子物性を担う非線形励起状態であるソリトン・ポーラロンを有する物質を開拓して行くことを目的に種々の遷移金属錯体を合成し,キャラクタリゼーションならびに構造決定等を行った. 1.一次元錯体の構成要素として白金錯体,バナジウム錯体等を合成し,キャラクタリゼーションを行った. 2.一次元錯体構築のため種々の条件で合成を行い,元素分析等を行った. 3.物性測定,X線構造解析のために,新たに拡散法単結晶育成システムを作って,それらの拡散法より単結晶を育成した. 伝導性や光学特性など機能付与のために,新たに電解酸化単結晶育成システムを作って,成分錯体を電解酸化しながら,一次元構造を有する錯体の結晶化を試みた. 一次元構造形成の有無を調べるために,得られた錯体のうち良質な単結晶の得られた化合物について単結晶X線構造解析を行った. 光学的性質を測定するに適した大きさの単結晶を育成するには至らなかったので,光学測定は今後の課題である.小さい単結晶でも測定可能な顕微分光システムを導入するか,単結晶育成法の改良,より精密な制御が必要である.
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)