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ウミウの潜水および飛翔行動にともなう生理生態的反応

Research Project

Project/Area Number 07740603
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生態
Research InstitutionNational Institute of Polar Research

Principal Investigator

加藤 明子  国立極地研究所, 研究系, 助手 (80261121)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsウミウ / マイクロデータロガー / 潜水行動 / 胃内温度
Research Abstract

北海道天売島海鳥繁殖地において5月末から6月にかけて水圧センサー付きのマイクロデータロガーを用いてウミウの自然状態における潜水採食行動の調査を行った。繁殖中の10個体にデータロガーを装着し、うち雄雌各1羽の再捕獲に成功、データロガーを回収した。潜水データを解析した結果、雄は雌よりも深い深度に潜水しており、潜水時間も長い。潜行速度、浮上速度が大きいため採餌を行っていると考えられる底での滞在時間は雌雄で差がなかった。餌組成、繁殖行動及び繁殖成功の調査から、このシ-ズンは浮き魚が少なく底魚を食べており、なかでも岩礁性のカサゴ科の魚などをよく食べていた。そのため潜水深度は比較的浅く、繁殖成功は低かった。
ウミウのヒナ5羽を7月上旬に捕獲し、約1カ月飼育したのち、心拍数と胃内温度を測る実験を行った。胃内温は上下に2つ温度センサーがついたタイプのデータロガーを餌の魚とともに飲み込ませて計測し、回収は鳥が自発的に吐き出すのに任せた。体温は安静時も運動時も40℃前後で安定しているが、夜間に少し下がる傾向があった。心拍数は電位差を計測してその変化をカウントするデータロガーを背部に装着し、背中の2カ所に電極を刺して計測を試みたところ、安定時には正しく心拍を計測できるが、鳥が動くと筋電のためノイズが大きくなり、心拍を計測することができなかった。運動中の心拍を正しく計測するためには、より小さいデータロガーを体内に埋め込むなど、筋電の影響をなくすための工夫が必要である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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