Project/Area Number |
07740619
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
植物生理
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大岡 宏造 大阪大学, 理学部, 助手 (30201966)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 緑色イオウ細菌 / 光化学反応中心 / 電子伝達 / 電子受容体 / クロロフィル670 |
Research Abstract |
1.(PscA/cytochrome c_<551>)_2複合体の電荷分離 C.limicolaから単離・精製した本標品は27±3個のBChl a、5±1個のChl-670、3±1個のカロテノイドを含み、アンテナサイズとしてはほぼ最小である。定常光照射によるチトクロムc_<551>の酸化活性はすでに消失していた。温度77Kにおけるレーザー閃光照射実験では、初期電荷分離(P840^+Chl-670^-)とその電荷再結合によるP840^Tの形成および減衰が観測された。しかし同時に、837nmに吸収帯をもつP840とは異なるBChl aにもトリプレットを生じることが判明した。蛍光測定からはP840とBChl-837は互いにエネルギーのやりとりをしていることが示唆された。 2.クロロフィル670(Chl-670)の役割 C.tepidumから嫌気的に単離・精製した標品についてure処理前後における吸収スペクトル変化を解析したところ、以下の4種のChl-670の存在が示唆された。(1)電子受容体A_0(671nm)(2)P840近傍に存在して、P840^+の作り出す局所電場に応じてelectrochromic shiftする“accessory"分子(660nm,667nm)(3)CD(-)activeだが機能がよくわからない分子(678nm)。植物型クロロフィルが細菌のRCで電子受容体になっていることは進化を考える上で興味深い。
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