高繰り返しテーブルトップ高出力レーザーを用いたX線レーザーの研究
Project/Area Number |
07750047
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied optics/Quantum optical engineering
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
近藤 公伯 筑波大学, 物質工学系, 講師 (80225614)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 高出力超短パルスレーザー / KrFレーザー / チタンサファイアレーザー / 高次高調波 / 電場誘起衝突型X線レーザー / X線レーザー |
Research Abstract |
本研究の目的は,高繰り返し高出力レーザーを用いて卓上型の高繰り返しX線レーザーの開発を行うことであった.ここで必要なことは(1)高性能の励起用高出力レーザーシステムを開発すうること、(2)そのようなレーザーを用いて高強度電場物理の解明を行うこと、及び(3)実際のX線レーザーシステムの開発である。(1)ではKrF レーザーでKHz、7Wという超短パルスとしては世界最高の平均出力を得た(Opt. Lett. 掲載予定).チタンサファイアレーザーでは30fs.2.6TWの出力を得た。また今後のKrFレーザーの高出力化に不可欠な定常チャープパルス増中法を色素レーザーで実証した(Appl. Opt. 掲載予定)。(2)としては高出力化を目指し、チタンサファイアレーザーの2,3倍波を位相をずらして重ね合わせることにより1ケタ強度を増やすことに成功した(J. Opt. Soc. Am. B)。又チタンサファイアレーザーの円偏光を用い、各イオン価数から生成する電子のエネルギー分布を分離して観測し、電場誘起衝突型レーザーの重要な知見を得た(Appl. Phys. B)さらに高次高調波のパルス中をポンプープローブを用いて計測した。これはある次数の高調波は中性原子には吸収され、イオンには吸収されないという性質を利用したものでパルス中260fsを得た(Opi. Lett. 掲載予定)。 今後の課題としては項目(3)の実際のX線レーザーシステムの開発が残された。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)