Project/Area Number |
07750062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied optics/Quantum optical engineering
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
猿倉 信彦 理化学研究所, フオトダイナミクス研究センター, 研究員 (40260202)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 全固体化 / 波長可変 / 発振増幅システム(MOPA) / Ce:LiCAF / Ce:LiSAF / 紫外短パルス |
Research Abstract |
我々は、Nd:YAGレーザーの4倍波励起が可能な新紫外波長可変レーザー媒質Ce:LiCAF/Ce:LiSAF(285-330nm)を用いたコンパクトで全固体化された超短パルスの発振/増幅レーザーシステム(MOPA)を構築し、このシステムか紫外ピコ秒パルスの発生を実現した。 Ce:LiCAFは既に、Nd:YAGレーザーの4倍波の直接的励起による全固体波長可変紫外レーザーのレーザー媒質としての特性が知られている。また、Ce:LiSAFはCe:LiCAFの異性体であり同様の特性を持つことが知られている。 Ce:LiSAFは発振器部分に最適な高効率利得断面を持ち、またCe:LiCAFのは出力増幅部分に最適な過飽和特性を持つ。 実際に、Nd:YAGレーザーの4倍波である出力3-mJ,波長266-nmのパルスでの励起により、Ce:LiSAFで構成される発振器から波長290-nm,パルス幅590-psec,出力3-μJの単パルスが発生した。このパルスは、Ce:LiCAFから構成される増幅器において25-mJの励起パルスにより300-μJまで増幅された。この増幅されたパルスの幅はストリークカメラでの測定から590-psecであった。 以上、まとめると我々はコンパクトで全固体化された超短パルスの発振/増幅レーザーシステム(MOPA)に新紫外波長可変レーザー媒質Ce:LiCAF/Ce:LiSAFを用いることにより、容易な紫外ピコ秒パルスの発生を実現した。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)