Project/Area Number |
07750301
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent mechanics/Mechanical systems
|
Research Institution | Tsuruoka National College of Technology |
Principal Investigator |
巖見 武裕 鶴岡工業高等専門学校, 制御情報工学科, 助手 (10259806)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | スキーロボット / 柔軟関節 / 力制御 |
Research Abstract |
本研究では、柔軟関節を用いた力制御の有効性を計算機シミュレーションにより確認した。また、柔軟関節を有する3自由度のモノスキーロボットを製作し、実験によりスキーのターンのメカニズムを解析した。 ロボットの関節に柔軟性を持たせたとき、外角センサからの情報をフィードバックすることにより、位置決めの際の残留振動を抑制できることを計算機シミュレーションにより確認した。シミュレーションには本補助金により購入したパーソナルコンピュータMacintosh9500、数式処理ソフトMaple、および制御系設計ソフトMATLABを使用した。 また、柔軟関節を用いたロボットとして、3自由度のモノスキーロボットを製作した。モノスキーモデルは、不安定平衡状態におけるターンの極限として、現実の安定した高速ターンに必要な要素を含んでいる。製作したモノスキーロボットを用いてエッジ角や迎え角、重心の移動といった要素に関する定量的な実験を行った。この結果は、本年2月に山形大学と共同で開催された鶴岡創造アカデミーにおいて発表した。 今回製作したモノスキーロボットは、二つのジャイロセンサを搭載し、ある程度の姿勢制御を行うことができる。しかし、動的制御を行っていないため、滑走実験を行う時には、倒れないための補助が必要である。滑走中のスキーの動力学を解明するためには、ターンの不安定平衡状態をロボットで実現することが重要になる。倒立振子モデルを用いたモノスキーロボットの動的制御の実現、および2脚スキーロボットの製作などが今後の課題である。
|