Project/Area Number |
07750346
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Electronic materials/Electric materials
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
兪 祥游 名古屋大学, 工学部, 助手 (40262860)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 磁性多層膜 / 磁気光学効果 / 磁気円二色性 / 界面磁気異方性 / アモルファス膜 / 光磁気記録 |
Research Abstract |
NdGd/FeCo多層膜は次世代の超高密度媒体として、短波長で大きなKerr回転角を有する媒体が望まれている。しかし、これら多層膜材料の物性面の研究はいまだ不十分であるから、我々は物性の強力な研究手段となるMCD(Magnetic circular dichroism)を用いて、特定の原子種における磁気モーメントの方向配列また周りの局所環境の解析し、通常のX線回折、磁気測定、ESCA、EXAFSなどの測定では得難い情報が得られ、磁気構造と異方性の原因と深く係わると思われる希土類元素のモーメント配向とその周りの局所環境およびバンド構造、即ち近接原子の数とその距離、特にその異方的な様子が一部解明できた。 スパッタ成膜した試料NdGd/FeCo多層膜はFeのバンド構造ならび希土類REの4f吸収端の吸収を用いて、右円偏光と左円偏光の吸収の差、つまりKerr効果を調べた。Feの吸収と思われるピークは積層周期によって値が変化し、ピーク位置もシフトした。またNdの吸収については、低温測定を行った。その結果、4.3eV辺りのNdピークの吸収が見られ、Fe-Ndの交換相互作用が低温の場合には強くなると考えられる。これらの結果また異方性の周期依存性からNdGd/FeCo多層膜異方性が界面のFe-Ndによって誘起されるのではないかと思う。Fe-Ndのスピン方向がFe-Ndの構造配列(EXAFSから)に沿って配列することは容易に推測できる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)