有線/無線統合LANにおける位置登録・検索方式とその性能評価
Project/Area Number |
07750416
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
鈴木 隆宏 日本福祉大学, 情報社会科学部, 講師 (70262954)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 有線 / 無線統合LAN / 位置登録方式 / 位置検索方式 / TCP / IPプロトコル / CSMA / CDプロトコル / CSMAプロトコル / マイクロセル / クライアントーサーバモデル |
Research Abstract |
本研究では、TCP/IPを用いた有線/無線統合LANに移動端末を収容する場合の位置登録・検索方式について検討した。 システム構成として、複数の基地局と、各一台の位置登録局とサーバ端末が接続されたCSMA/CD有線LANをまず考えた。そして、一つの基地局は、一つのマイクロセルを管理し、セル内の移動端末と共に一つの無線サブネットワークを構成するものとした。また、無線チャンネルのMACプロトコルとしては、TDDアロハ形予約を用いる予定であったが、IEEE802標準としてCSMA系のプロトコルが有力となっていることを考慮して、CSMAを採用した。 本研究では、位置登録・検索方式として、基地局およびサーバ端末で分散して移動端末の位置情報を管理する方式(分散管理方式)と、位置登録局で管理する方式(集中管理方式)とを考えた。そして、これら二つの方式を用いた場合のIPパケット遅延をシミュレーションにより比較した。シミュレーションの際、各移動端末は、セル間を移動しながらクライアントーサーバモデルに従ってサーバ端末とメッセージ交換を行うという仮定を置いた。 シミュレーションの結果、パケット遅延の平均値は分散管理方式の方が集中管理方式よりも小さいが、分散管理方式の場合にはパケット遅延の値が非常に大きくなる可能性があることが明らかとなった。 この結果は、電気学会東海支部・情報通信研究フォーラム第二回研究会において発表された。
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Report
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Research Products
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