ファジイ理論を用いたシステムの安全性設計に関する研究

• Project/Area Number: 07750465
• Research Category: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Research Field: System engineering
• Research Institution: Waseda University
• Principal Investigator: 遠藤 靖典 早稲田大学, 理工学部, 助手 (10267396)
• Project Period (FY): 1995
• Project Status: Completed (Fiscal Year 1995)
• Budget Amount: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000); Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
• Keywords: 不確定性 / ファジィ写像 / 不動点定理 / 尤度解 / 関数解析的手法 / フェイルセーフ / ファジィ制御 / モデリング

Research Abstract

本年度の研究は,基礎理論の確立を中心として進められ,研究計画通りの進展が見られた.
1.ファジィ理論の立場からシステムの安全性・信頼性に関するフェイルセーフの概念を,従来の概念を包含する形で提案した.これらは,非決定性作用素にメンバーシップ関数を賦与することにより実現されている.
2.外乱や変動等が加わったシステムのモデリングを,設計者によるモデリング誤差・運転者による操作誤差を含めて行う方法を,関数解析論とファジィ理論を融合させることによって開発した.
3.モデリングされたシステムに,先に提案したフェイルセーフを実現するために必要な数学的理論を,不動点定理を援用することにより構成した.具体的には,実システムに援用可能な形でのファジィ写像における不動点定理を新たに構成した.

Research Products

• [Publications] 遠藤靖典,坂本聡,堀内和夫: "ファジ-制御器をもつシステムの変動解析" 電子情報通信学会論文誌A. J78-A-5. 585-601 (1995)
• [Publications] Y. Endo and S. Yamaguchi: "Tournament Fuzzy Clustering Algorithm with Automatic Cluster Number Estimation" Proc. 1995 International Symposium on Nonlinear theory and its Applications. 2. 1133-1136 (1995)
• [Publications] 遠藤靖典,山口真吾: "クラスタ数推定機能を持つ階層的ファジィクラスタリング" 1995年電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集. D. (1995)
• [Publications] 遠藤靖典,山崎智美,堀内和夫: "区間値を用いたファジィクラスタリングアルゴリズム" 1996年電子情報通信学会ソサイエティ大会講演. D(予定). (1996)
• [Publications] 高橋信宏,遠藤靖典,堀内和夫: "ファジィクラスタリングを用いたデータ分類に対する一解決法" 1996年電子情報通信学会ソサイエティ大会講演. D(予定). (1996)