ガイドウェイバス導入計画支援用運行シミュレーションシステムの開発
Project/Area Number |
07750620
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
和田 かおる 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (00242909)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | シミュレーション / ガイドウェイバス / デュアルモード |
Research Abstract |
本研究では,デュアルモードタイプのガイドウェイバス運行計画に対して基礎的な計画情報を提供するためのシミュレーションモデルを,離散型シミュレーション言語GPSSを用いて構築した.まず,高架専用走行部で故障車が発生した場合のシミュレーションモデルでは,故障車の救援方法や待避所の配置を検討した結果,後続バスへの影響を小さくするためには,故障車を待避所へ移動させるよりも後続車が故障車を推進し,高架部最終駅にて高架上から排出する方法が適当であるという結果を得た.故障車発生による後続車への影響は大きく,各駅での乗客の待ち時間は長くなるものの,臨時便を増発しても団子運転が発生し,効果が現われないことがわかった.続いて,バスロケーションシステム導入時の効果を分析するためのシミュレーションモデルを構築した.このモデルから,バスロケーションシステムを導入することによって先行車と後続車の車間を適切に保ち,団子運転を回避することが可能となることがわかった.また,一般道走行部と高架専用走行部を結合した全線モデルは現在開発中である.このほか,現在計画されている駅施設の規模などを高架部のシミュレーションにより検討した結果,当初は駅のバース数は3バースと計画されていたが,各駅とも2バースで十分対応できることがわかった.ホーム長については現在の計画案で対応可能であるが,ピーク時についてかなり混雑が予想されるため乗降客それぞれの動線を確保する必要があることがわかった.今後は,現在開発中の全線モデルによって,より詳細な運行状況を再現し,ガイドウェイバスシステム導入時に発生し得るさまざまな問題の予測,およびその改善策を提案する予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
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