人間の動作により発生する床振動の居住性からみた評価方法の実用化
Project/Area Number |
07750660
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
横山 裕 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (00231689)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 人間の動作 / 床振動 / 居住性 / 評価方法 / 測定方法 / 代替加振装置 / 評価指標 / 心理学的尺度 |
Research Abstract |
人間の動作により発生する床振動の評価方法を確立するためには、実情に即した床振動の測定方法の確立と、測定した床振動を評価するための評価指標の究明が必要である。研究代表者らは、小規模な試料床での実験結果に基づいて、人間の動作により発生する床振動を再現できる妥当な代替加振装置を開発するとともに、床振動の評価指標を究明した。本研究は、代替加振装置,評価指標を改良,修正し、実在建築物床に適用でき妥当な評価方法を確立することを目的としている。本研究の今年度における実施結果は、以下の通りである。 1)面的な広がりを持つ数体の試料床を製作した。具体的には、実在建築物床の振動特性の範囲を包含する試料床群となるよう、有効重量、剛性、減衰性状などの異なる数種の試料床を製作した。 2)1)で製作した試料床を用い、数名の被験者を用いて種々の条件で試料床の振動を測定した。 3)2)の結果を参考に、人間の動作時に実在建築物床に発生する振動と同様の振動を発生できる簡易振動台を製作し、数十名の被験者を用いて簡易振動台の振動から受ける不快感、不安感に関する判断を求め、床振動の評価に関する心理学的尺度を構成した。 4)3)で構成した心理学的尺度と簡易振動台の振動との関係に基づいて、床振動の評価指標を適宜修正した。 5)2)および4)の結果を参考に、代替加振装置を適宜改良した。改良した装置を用いて1)で製作した試料床の振動を測定し、2)で測定した人間の動作時の振動と比較することにより、妥当性を確認した。 6)5)で妥当性を確認した代替加振装置による床振動の測定方法と、4)で修正した評価指標とをあわせて、人間の動作により発生する実在建築物床の振動の評価方法とした。
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Report
(1 results)
Research Products
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