心理学手法を用いて人間の潜在意識から抽出した構造安全水準に関する研究
Project/Area Number |
07750671
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Shokei Women's Junior College |
Principal Investigator |
平田 京子 尚絅女学院短期大学, 生活科学科, 講師 (70228782)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 建築構造 / 構造安全 / 安全水準 / 心理学的手法 / アンケート調査 / 社会的コンセンサス / 信頼性理論 / 居住者 |
Research Abstract |
経済的要因を考慮した最適な構造安全水準を確立するため、社会的に要求される今後の構造安全水準を、設定する立場である人間の潜在的意識から抽出することを試みた。特に心理学的手法を応用したアンケートを行うことで、人間の表面的な意識だけでなく、潜在的な意識を捉えようとしている。研究計画の実施は、次のように行った。 (1)一般居住者が潜在的にもっている要求安全意識の抽出 社会的に要求される構造安全水準を考えるため、社会を3つの立場(設計者・一般居住者・行政関係者)に分け、それら各立場にアンケートすることによって、総合的な安全水準を追求する。このため、まず一般居住者の構造安全に関する潜在的な意識を解明するためのアンケートを作成した。結果には信頼度と正確さが要求されることから、予備調査を繰り返して仮定条件の洗練を行った。その成果を発表しながら、仮定条件の洗練を行っている途中である。仮定条件に関しては議論が多く、試行錯誤の結果、破壊確率で算定できる程度にまで結果を得ることができた。 (2)設計者が考えるこれからの安全水準に対する要望意識の抽出 設計者が考えるこれからの安全水準を把握するため、(2)と同様の心理学的手法を活用したアンケートの作成を目的として、作業を行った。 (3)実施設計において確保された安全水準の検証調査 (4)構造設計者による特殊建物に対する試設計 (3)および(4)については、実際に建築された建物の調査および設計者への試設計を計画し、そのつめを行った。 以上の成果は、日本建築学会および関連諸学会と紀要論文に発表した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)