Project/Area Number |
07750692
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
今井 公太郎 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20262123)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 海外住居集合 / 配置 / 集落 / 可視性問題 |
Research Abstract |
本研究では,調査記録をもとに、海外集落における住居の配置の特性を数理的に記述する手法の確立を目指した。 1.第一に、実測に基づく集落全体図をデジタイザで入力、デジタル化し、シミュレーション可能なデータ形式に変換するルーチンを作成した。 2.視覚的シミュレーションの条件を初期的に可視か・不可視かとして、集落全体にかぶせられたメッシュ上のあらゆる点から、各住居が可視か・不可視かの判定を行い、同時に可視住居にラベリングをして配列に読み込むルーチンを作成した。 3.2のルーチンから得られた行列より、メッシュ上のどの点の組み合わせが住居配列の全体を可視にするかを総当たりの検証によって得るプログラムを作成した。さらに、それを最小にするものを構成するメッシュ上の点を「見張り点」と呼び概念化した。 平成7年度の研究成果は以上であるが、研究目標の達成は十分とはいえない。特に3によって得られた見張り点は集落空間が、現実的に視覚により構造化された意味空間として表現され直されるためには、見張り領域として表現される必要があると思われる。それには、3のプログラムが、複数個存在する見張り点の組み合わせ解をまとめることを可能にするものとする必要がある。さらには、2において可視か、不可視かと単純化している判断に、住居とメッシュ上の点との距離や見張り角(住居が3次元的に知覚されうる大きさ)などの定量的な関数を組み込む必要性もあると思われる。
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